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第Ⅲ期[ニュース&トピックス]

コロナや地域医療の現状 『医療現場の生の声』を聞く

投稿日:2021.07.15

お知らせ 中学校 第Ⅱ期 第Ⅲ期

 7月14日(水)午前、キャリア教育の一環として行われている「LIVE先達」がありました。今回は国立病院機構まつもと医療センター(松本市村井町)より、医師・院長 小池祥一郎様と感染管理認定看護師 今西みずほ様にお越しいただき、7年生から9年生が医療現場の最前線で働く方の「生の声」をお聞きしました。


 世界で最初に発症が確認されてから1年半以上。日本国内での感染がなかなか抑え込められていない中、医師・看護師のみなさんが緊張の中で実に様々な対策を講じて診療にあたっていることが、お二人のお話からまざまざと感じられました。


 他にも感染症にまつわる近現代医学のあゆみや地域医療連携の実態など具体的なデータなどもスライドで提示していただき、生徒たちは時折メモを取りながら真剣に話を聞いていました。


 この講演は、コロナ禍で医療に従事するみなさんに感謝の思いを伝えようと3月より活動している「かけはしプロジェクト」の協力で実現しました。(小池院長は本校の生徒たちが送った励ましのメッセージをすべて読んで下さったそうです!)


 今後も大変な状況は続くと思いますが、私たちの健康を守るのと同じように、ご自身の命と体も守って下さい。医療従事者のみなさんやそのご家族、関係者のみなさんに改めて心からの敬意と感謝を表します。






〈生徒の感想〉


私は長い間病院にお世話になっています。入退院や受診のたびに診察してくれる医師や看護師さんに強く憧れ、将来医療系の仕事に就くことを目指しています。小池院長先生の説明はとても詳しく、勉強になりました。コロナだけでなくインフルエンザなどにも触れていましたが、いまだに結核が危険な病気であると分かりました。「コロナの発生当初は未知のウイルスでよくわからないことが多かった。しかし、学習することで多くのことが分かるようになる」という話を聞き、学ぶことがいかに重要かを教わりました。
―9年男子





看護師さんの仕事の様子をうかがい、患者さんが快適に過ごせるようベッドシーツのしわひとつにも気を遣っていると知りました。コロナの患者さんや家族、医療機関への誹謗中傷を報道で見ることがありますが、間違った情報を信じて不用意に他者を傷つけることのないようにしたいです。
―9年女子





院内のゾーニングや個室内の空気を外に漏らさないための陰圧装置の使用など徹底した感染対策の様子が分かりました。マスクやフェイスシールド越しのコミュニケ―ション(声のトーン、しぐさ)に気を付けてもいるそうです。体のことに加え精神的な面でも不安を抱える患者さんにとって、話をしっかり聞いてもらえること、サポートしてもらえることはとても心強いと思います。
―9年女子

小池院長先生の講話。様々な資料の中にはコロナに感染した患者さんの肺の画像も。

看護師の今西先生。院内の感染対策や医師、看護師の思いを動画にまとめてくださいました。

身を守る正しい知識身につけて メディアリテラシー講話

投稿日:2021.07.12

お知らせ 中学校 第Ⅱ期 第Ⅲ期

ICT機器を活用する場が増えている今日、SNSを通じたトラブルや誹謗・中傷から身を守るとともに、加害者にも被害者にもならないよう、その危険性について正しく理解する必要があります。77日(水)、89年生を対象に、「メディアリテラシー講話」を開講しました。講師は日頃からお世話になっている松本警察署のスクールサポーターの吉田さんです。


 


機器やアプリの間違った利用の仕方は、本人はもちろん、家族や大切な人をも一生苦しめてしまうことになります。ネットの世界で誹謗中傷を受けて自殺に追い込まれる人は増え、悪ふざけで撮影・投稿した写真は半永久的にネットから消すことができない・・・。便利の裏側に潜む怖さは計り知れません。


SNSを通じた詐欺行為は「特殊詐欺」と呼ばれ、未成年、たとえ少年であっても即実刑判決が下るという話や、日本中の警察官が毎日ネット世界をパトロールし、悪質な投稿を取り締まっているという話、また、スマホを代表とする機器が人体に及ぼす影響についてもお話しいただき、生徒たちの背筋は、それまでより一層シャンとしたように見えました。


 


本校では2学期から全員が授業にiPadを使用します。タブレットやスマホ、インターネットで外部とつながる端末を持つことは、極端かもしれませんが、犯罪に関わる可能性が高くなり始めていると言えます。そうした認識をもち、便利なツールを正しく使えるように、正しい判断ができるように、自身を制していかなければなりません。


 


最後に校長先生から、「これから使うiPadやネット環境は、みなさんの可能性を広げるツールであり、可能性を狭めるツールではない」との話がありましたが、この言葉もしっかり頭に入れ、端末を有効に使っていきます。

交通安全教室と自転車免許交付式

 


629日(火)に4年生を対象に交通安全教室を行い、公道で自転車に乗れるようになる4年生のために正しい乗り方や整備の仕方、注意点をレクチャーしていただきました。 


 


初めに自動車販売店協会の方から、「ゆっくり走れる・安全に止まれる・ルールを守れる」ことができるようになってほしいという話がありました。続いて「ぶたはしゃべる」の合言葉とともに、自転車整備の注意点を聞きました。(合言葉の詳細は文章の最後に載せておきます!)


続いて市役所の交通部、自転車推進課の担当の方から、自転車に乗る際に気を付けることについて学習しました。「ヘルメットをかぶる」「二人乗りをしない」など基本的なお話から、「車道の左側を走る」「右折は二段階で行う」「大型車の脇を走らない」「一時停止ではきちんと止まる」・・・覚えることはたくさんありましたが、4年生は講師の話に耳を傾け、「守れますか?」という問いかけに対し、頼もしく「はい!」と返事。


スライド視聴では車との衝突シーンがありましたが、命が奪われるかもしれない状況は、自分の身に起こりうるかもしれません。息をのむような映像は、みんなの中にしっかり残ったでしょうか。


講習が済み、免許交付式では、松本市長、松本警察署長、松本交通安全協会長それぞれの印がつかれた免許証をいただきました。嬉しい反面、気の引き締まる思いで終えた交通安全教室でした。


 


本年度はコロナ禍のため、4年生以外は各学年において交通安全教室を行いました。交通安全についてのDVD視聴と、先生方自身の体験に基づく話が中心でしたが、「そんなことがあったの?」と驚くエピソードや、「実際に事故を見て/事故に遭って」という話まであったと思います。低学年には、横断歩道で止まってくれたドライバーにきちんと頭を下げ感謝の意を表そうということも指導しました。


自転車通学をしている生徒も、「自転車に乗るのはお休みの日が多いよ」という生徒も、誰一人として交通事故や危険な目に遭ったりすることのないように、そして加害者にもならないようにと、切に願います。


 


【自転車整備の注意点】ぶたはしゃべる


ぶ:ブレーキはちゃんと効くか(左右それぞれ)


た:タイヤは空気が入っているか。すりへったりしていないか。


は:ハンドルは正しい位置に、正しい向きについているか。高さは大丈夫か。


しゃ:車体の状態は正常か。サドルの高さは、自転車にまたがったときに両足のつま先が地面につく程度に調整。


べる:ベルはきちんと鳴るか。

"1人1台タブレット"授業へ 生徒にiPad渡る

才教学園は今年度より、STEAM教育を一つの軸にして学習を進めています。その強力なツールとなるのがタブレットなどのICT機器。子どもたちの興味関心に即しながら、「21世紀型スキルを身につける」という目標を達成する上で欠かせないツールになります。全国で推進されているGIGAスクール構想も意識しながら、本校でも生徒のタブレット所持に向け準備をしてきました。 


 学校を通して購入注文を受け付けた4月には、生徒たちは口々に「いつ届きますか?」「早く使いたいです!」と言って、早くも待ちきれない様子でした。日頃の授業で教員がタブレットとモニターを接続して使う姿を見て、「先生たちがやっていることを、私たちもできるようになるんですよね?」「みんなで同時に使えたら、もっと色々なことができそう」といった声も上がっていました。


 


生徒にタブレットが渡ったのは、6月30日午後のことでした。1台1台手渡すと、大切そうに両手でしっかりと箱を抱く生徒たち。ずっしりとした重みとともに、大きな期待感―これから経験するであろうたくさんの楽しさやワクワクも抱いているように見えました。大切なタブレットが入った箱は、それぞれのカバンに丁寧に収めて下校しました。


 


生徒には、お家の方がみなさんのために用意してくださった高価なものを、長く大切に使ってほしいと思います。(「長く大切に使う」は、値段に関わらず他の文房具なども同様です!)





ICT機器はとても便利な道具ですが、だからこそ使用上のルールをしっかり決め、守る必要があります。端末を使いこなすという点では、アプリを自由に操作することと並び、車輪の両輪とも言えることです。今後はそうした情報モラル、情報リテラシーについての指導も重点的に行い、端末を日々効果的に活用して協働による学びの充実に取り組みます。

生徒の雄姿2年ぶり 第16回体育祭

522日(土)、第16回体育祭を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響で昨年度は中止したため、2年ぶりの体育祭でした。依然として油断はできない状況ですが、生徒、教職員、来場者(保護者)への徹底した感染症対策を施し規模を縮小して開催することを決めました。 


生徒同士の密を避けるための工夫として、競技数を減らす、時間を短縮する、競技のルール変更など、いままでと異なる内容も多かったのですが、その一方で生徒たちの体育祭にかける思いは例年以上のものがありました。


 


 今回、観覧は各家庭2名とし、入場前の健康チェックと消毒を徹底。観戦席では前後左右にできる限り間隔をとる、マスクの着用、声を出しての応援を禁止するなど、感染予防対策としてさまざまなことをお願いすることになりました。保護者の皆さんのみならず、生徒、教職員、会場スタッフの安心・安全のためご理解ご協力をいただき、本当にありがとうございました。


 


 


◆第16回体育祭当日の様子は、こちらで紹介しています。


(体育祭のページに移動します)


 


◆参観の感想「保護者の声」は、こちらからご覧いただけます。



授業参観ありがとうございました

 


423日(金)から28日(水)まで、日ごとに学年を分けて令和3年度初めての授業参観を行いました。


 


1年生は国語の授業で「あ・い・う・え・お」で始まる2~4文字のことばを探して発表。ノートに書き出したことばはお父さん、お母さんがチェックし、大きな赤丸をもらった生徒たちはとても嬉しそうでした。


 


マスクの着用や手指消毒の基本的な感染症対策を講じ、密を避けるために、使用する教室の変更や一部廊下からの参観をお願いすることとなり見えづらい部分もあったと思いますが、保護者の皆様にはご理解とご協力をいただきありがとうございました。


今後も様々な面でご協力いただかなければならない日々が続きそうですが、どうぞよろしくお願いいたします。


 


 


HP内「保護者の声」に授業参観の感想をアップしました。

上・国語(2年)、下・国語(4年)

ディベート(6年)

理科(7年)

9年生 菊池君が硬式テニスの大会で優勝!

投稿日:2021.04.28

お知らせ 中学校 第Ⅲ期 部活動

4月24日(土)、信州スカイパークで行われた2021長野県春期ジュニアテニス大会(シングルス)中学生男子の部に本校9年生の菊池龍成君が出場し、見事優勝しました。


普段はテニス部の部長に加え、生徒会の役員も務める等、自分のことだけでなく、常に周りのことを考えながら学校を引っ張っている存在の菊池君。今回の優勝は、周りの人たちにとっても嬉しい結果となりました。


 


菊池君のコメント


「まずは、このようなコロナ禍の中で、対策を十分に行いながら大会を開催してくださった長野県テニス協会の皆様に心より感謝申し上げます。最近はコロナ禍で思いのままに練習ができなかったり、フォームの修正が上手くいかなかったりと思い悩んだこともありましたが、ケガで大会に出場できなかった仲間の分も頑張ろうと思っていたので、結果を残すことができてほっとしています。今後は団体戦が無事に開催されることを祈りながら、チーム全体のレベルアップが図れるように頑張っていきます。」


 

Ⅱ・Ⅲ期生キリッと 令和3年度進級式(後編)

期進級式




学校長式辞 


進級おめでとう。新しい制服に袖を通したみなさんは、私にはずいぶん大人びて見えます。STEAM教育の導入で、プログラミングの関係では自動車に絡んだ学習を行うようになります。21世紀型スキルの習得に向けて、しっかりと動いて学んでいくことになるみなさんに、学校長として次のことをお願いします。 


今の姿に劣らない、内面もかっこいい期生になること 


授業時間も伸び、生徒会で先輩と一緒に学校を動かしていくことになります。勉強や生活面で下級生から「さすがⅡ期生になると違うな」と憧れを持たれるような存在になりましょう。


「才教生として何ができるか」を考え実行すること


これまでの4年間で「才教生はどうあるべきか」を学んできたみなさんの第期は、志を育てる時間です。「才教生としてどうあるべきか」に加え、「才教生として何ができるか」を自ら考え実行してください。


 


進級生を代表して挨拶を行った新保さんは、「先生や友達とともに学んだことを糧に、自分に何ができるのかを考えて学校生活を送りたい。その中では楽しいことも苦しいこともあると思うが、先輩方のいいところをたくさん取り入れ、みんなで歩んでいきたい」と述べました。

Ⅱ・Ⅲ期生キリッと 令和3年度進級式(前編)

48日(木)、第Ⅱ・Ⅲ期の進級式を行いました。 


5年生(Ⅱ期生)と9年生(Ⅲ期生)は、学年ごとに時間をとって講堂に整列。今年も保護者の方々の出席はなく、当該学年の生徒と関係教職員のみで式を執り行いました。 


前編では第期の様子、続く後編では、第期の様子をお届けします。


 


期進級式


 


学校長式辞


進級おめでとう。最高学年になった気分はどうでしょうか。学校を導く立場になったみなさんに、大いに学校のことを任せます。自覚をもって、様々なことに取り組んでください。


まずみなさんにはこの一年間、現実から目を背けないと約束してほしい。コロナウイルス感染症の影響で、すでに延期や変更縮小が決まった行事もありますが、だからこそ、自分たちに何ができるかを常に考えて後輩の前に立ってください。高校受験に向けて自ら努力をする中で葛藤もあるでしょう。そこで掴んだものは、みなさんの財産になります。逃げずに、恐れずに、立ち向かい、自分の力を信じて各自が乗り越え、結果を出すことを願います。


内閣総理大臣を務めた大平正芳さんが「政治とはいかにあるべきか」ということを説いたものに『楕円の哲学』があります。二つの中心点が緊張して美しい形を描く楕円になぞらえ、ここではその点となるものを「守らなければならないもの」と「変えていかかなければならないもの」とします。緊張を保ち、みんなで美しい楕円を描きましょう。


 


学校長式辞に続き、Ⅲ期生には、その証となる青いネクタイが贈られました。


代表してネクタイを受け取った坪根くんは、「私たち9年生は、青いネクタイの意味を受け止め、この1年間、最高学年の自覚をもって行動します。」と宣言。


担任からネクタイを受け取った生徒たちは、記念写真撮影のため、早速ネクタイを付け替えました。級友同士で乱れがないか確認し合い、「よく似合うよ」と先生たちに声を掛けられうれしそうな表情を見せていました。

ネクタイを付け替えました

令和3年度入学式を行いました(後編)

式の後半は、新入生と在校生それぞれの代表者による挨拶があったほか、教職員紹介と記念撮影が行われました。


  


【新入生代表】1年 小山くん


1年生を代表して、あいさつをします。今日はぼくたちのためにすばらしい入学式をありがとうございます。


ぼくには才教学園に通っている兄がいて、一緒に通えるようになるのでとてもうれしいです。学校では、あきらめない心を持ち勉強や運動などいろいろなことに挑戦したいです。友達をたくさん作り、思いやりのある優しい人になりたいです。


校長先生、先生方、いろいろ教えてください。


お父さん、お母さん、ぼくたちのことを見守っていてください。


みなさん、よろしくお願いします。


 


【歓迎の言葉】9年 菊池くん


新入生のみなさんに早く会いたい。入学式でお祝いしたい。


待ちきれない私の気持ちを表すように、例年より早く桜の花が満開を迎えました。


みなさん、入学おめでとうございます。


新入生のみなさんの「友達をたくさん作りたい、勉強も一生懸命頑張りたい」という熱い思いを実現するために、これからの学校生活の中で行ってほしいことがふたつあります。


ひとつは、才教学園の三大行事に全力で取り組むこと。大変なことも多いですが、仲間との絆が深まり、大きな感動と自分の成長を実感できます。練習や準備から全力でチャレンジし、仲間と過ごす時間を1秒もむだにしないでください。


もうひとつは、在校生、特に上級生と仲良くなることです。同じ校舎で小中学生が学校生活を送る才教学園では、上級生と関わり、そこから学べる機会が多くあります。手本になる上級生を早く見つけ、その人を超えられるよう、何事も全力で取り組んでください。才教生として、一人の人間として、21世紀型スキルを兼ね備えた人材に近づけるはずです。


私たち在校生は全員、才教学園の先輩として全力でみなさんを支えます。私たちも新入生のみなさんたちに負けないよう、世のため人のために尽くす高い志を持ち、全力で学校生活に臨みます。


今日は残念ながら、私以外の在校生は入学式に参加することができませんでした。感染防止に努めながらの学校生活は「手を取り合いながら頑張ること」が難しいけれど、こんなときだからこそ、手ではなく心と心を合わせて一緒に頑張りましょう。


 

新入生代表挨拶(上)、9年生から歓迎の言葉(下)

壇上での記念撮影

式後、担任からのお話(1年)