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「小さな親切」作文 2年 中島麟香さんが県知事賞

投稿日:2017.12.18

お知らせ 検定・受賞 第Ⅰ期

 「小さな親切」運動長野県本部などが主催する作文コンクールの入賞作品が決まり、2年生の中島麟香さんが長野県知事賞に選ばれました。「ことばが出なくても」という題名で、地域の活動を通じて友達になったお兄さんと一緒に電車通学をしていたことを紹介し、会話が少なくても中島さんの通学を見守り、サポートしてくれていたお兄さんのやさしさについて綴っています。


 なお、この作文は全国大会(小学生の部)でも入選しています。


 


 


 ことばが出なくても


才教学園小学校 二年  中島 麟香


 


 わたしは、小学校一年生の時から、一人で電車をのりかえながら学校にかよっています。初めて電車にのった時は、のりかえ方がよく分からず、ドキドキしていました。


 ある日の夕がた、とよはし行の電車にのりかえようとすると、駅のホームで、○○君に出会いました。○○君は、○○ようご学校にかよっていてダウンしょうと言うびょう気なのだそうです。わたしがすんでいる岡谷市には、ともだちプラネットと言うかつどうがあり、そこはしょうがいがある子どもと、しょうがいのない子どもがいっしょに工作をしたり、えん足に出かけたりする場しょです。わたしは、休みの日になると、いつもお兄ちゃんにつきそって、その場しょに行き、そこで○○君と友だちになりました。○○君は、ダウンしょうなのでほとんどしゃべることができません。でも○○君はそれからまい日、わたしが電車をのりまちがえたり、電車をおりそこねることがないように、いつも駅のホームでわたしをまってくれていて、いっしょに電車にのり、おりるときは電車のドアボタンをおしてくれたりしました。わたしと○○君は、電車をおりてからは、いつも駅のホームのかいだんを二人できょうそうしながらかけおりてあそびました。


 二年生になってじゅぎょうの時間が長くなってしまったため電車にのる時間がかわり、今はもう○○君に会うことはなくなってしまいましたが、今ふりかえって見ると、一人で電車をのりかえるよりは、そこに○○君がいてくれただけで、わたしは一日の疲れも一気にふっとびとても楽しかったです。学年がかわって電車にのる時間がかわってしまったことを、わたしは○○君につたえることができませんでした。○○君も高校生になったので、ともだちプラネットのかつどうにほとんどこなくなってしまいました。


 雨がふると、わたしは駅のホームでまっていてくれた○○君を思い出します。○○君はきっと学年がかわってわたしがのる電車がかわったことをしらずに、きっとあの場しょでしばらくまっていたにちがいない。ことばが話せなくても、わたしは○○君と会えていっしょに電車でつう学できたことがとてもうれしかったし、○○君はとてもしんせつなお兄さんであると思います。高校を出たら○○君はどこかではたらくのだと思いますが、わたしは、○○君にこれからもまわりのみんなにやさしい大人になってほしいと思います。わたしも、○○君のことをわすれません。わたしもまわりのみんなにやさしい大人になりたいです。


 


※作文の掲載にあたり、表記を一部変更しております。